初めての方へ


ホームスタジオを利用したことがない方――
ご利用までの流れを紹介します。

何を録音したいのか知る

スタジオを利用してレコーディングをするといっても、自分が何を録音したいのかが定まっていないと、予約時に正しく意図を伝えられません。録音内容がよく分からないと適切な利用時間を決めることも難しくなってしまいます
そのため、自分が何を録音したいのか、まずはハッキリさせてみましょう。

音声コンテンツとしては……
・ボイスサンプル
・フリートーク
・WEBラジオ
・ボイスドラマ
・ゲーム
・ボーカル(歌唱)
・バイノーラル(ASMR系)
・ナレーション
代表的なものはこんなところでしょうか。最近は、シチュエーションボイスとかもありますね。
一口に音声のレコーディングといってもいろいろあります。

次に必要なのは、元になる素材です。
台本、構成台本、歌詞、メモ、などなど題材によって必要なものは違います。
一切資料が要らないケースもあるでしょう。貴方の頭の中にネタがあれば、それを声に出してマイクに乗せるだけです。
ただし多くの場合、文字情報として何かしらの素材が必要です。

次に必要なのは、時間の尺についての情報です。
ボイスサンプルなら、何秒のサンプルをいくつ作るのか。WEBラジオなら、何分のコーナーがいくつあって、何回分収録するのか。
ゲームやドラマも、台本からおおよその時間があらじめ分かると収録の計画も立てやすくなります。

完成品の尺が分かったら、録音する内容によって、「+αの時間」がどのくらい必要か想像します。ひとつのコンテンツを作るのに、リハーサルは何回くらいやるのか、本番は何テイクくらい録るのか、休憩はいつ取るのか、想像してみましょう。
私たちは機械ではないので、最初から思い通りのテイクが一発で録れるとは限りません。初回のテイクが良い場合もあれば、何回か録ってみてベストを探ることもあります。100%の実力を出せたけど、120%の力まで出せるかもしれないと当日になって思うかもしれません。時に収録を中断して打ち合わせを挟むこともあるでしょう。
物作りはまるでライブです。作りたいコンテンツによって、+αの時間がどれだけ必要かは異なります。もし、どの程度余裕を見積もればいいか、判断に迷うという方は、お気軽にご相談下さい。アドバイスさせていただきます。


作りたいコンテンツを決めて、台本などを用意したら、時間の尺が分かってきます。
次は、適切なスタジオを探しましょう。
当スタジオの仕様はざっくり以下の通りです。

Studio 0.xは、アマチュア・ハイアマチュアの方に最適なホームスタジオです。セミプロの方にもご利用いただいていますが、基本的に個人向け/同人向けのスタジオとなります。

レコーディングブースの写真

 

レコーディングブースは吸音を確保した1畳半ほどの広さの部屋です。椅子に座って録音ができます。ご希望があれば、立っての録音も可能です。部屋は簡易防音となり、出入り口は防音扉が一つです。基本は1人でのご利用となります。

コントロールルームの写真
コントロールルームは、防音工事が施されており、6畳弱の広さでエンジニア1人の他に2~3人が入って録音できます。座り/立ち、両対応です。人数と合わせてご相談ください。
コントロールルームに窓はありません。換気設備がありますので、常時外の空気を取り入れています。ブースの空気は、コントロールルームへのドアを開け閉めしてリフレッシュします。

ブースで録音する場合、コントロールルームには、ディリクターやプロデューサーが同席できます。収録の音声はリアルタイムにモニターが可能で、トークバックもあります。いちいち扉を開けなくても、中の演者とコミュニケーションができます。

2024年1月現在、バイノーラル録音はマイクをお持ち込みいただければ、対応しております。(事前配送、荷受け対応可。ご相談ください)

 

予約する

Studio 0.xをご利用いただくには、専用フォームからの予約が必要です。詳細は予約ページをご覧下さい。
2ヶ月先までの予約が可能です。2日前まで通常料金の予約が可能です。前日でも予約を受付けますが、前日料金が適用になります。


予約が完了したら、当日まで体調に気をつけてお過ごし下さい。
声を出すのに体調(コンディション)がとても大事なのは、言うまでもありません。
もし、体調を崩してしまったときは、無理をせずキャンセルしてリスケするのも手です。(規定のキャンセル料金が発生する場合があります)

 

当日のながれ

収録開始まで
予約完了時にご案内するアクセス情報を元に、スタジオに起こし下さい。オートロック、エレベーター有りの建物です。目安として5分前にはお越し下さい

スタジオに入室いただきます。Studio 0.xはホームスタジオですが、玄関から廊下を通じて一本道なので、生活空間を見ることなく入室いただけます。またトイレも廊下沿いなので、他人の家に入る緊張感は最小限になっていると思います。(玄関⇒廊下⇒スタジオ)(スタジオ⇒廊下⇒トイレ)

初回の方は、利用料金をお支払いいただきます。当日延長が発生した場合は、退室前に別途お支払いいただいております。2回目以降の方は、退室前のお支払いで結構です。

マイクのセッティングを行います。レコーディングするときのスタイルを取っていただき、マイクの位置を調整します。
ブースで録音される方は、トークバックのテストを行います。自分の声が適切にヘッドフォンから聞こえるか確認し、ヘッドフォンアンプの音量を調整していただきます。また、トークバックの音声(エンジニアの音声)が適切なレベルでヘッドフォンから聞こえるか確認いただきます。この辺りは、当日ご案内しますので、ご安心ください。(とても簡単です)

レコーディング開始の確認をいただいて、利用開始です。ストップウォッチと電波時計にて利用時間を確認させていただいております。
収録終了⇒撤収
収録終了10分前になったら、収録をやめて、片付けに入っていただきます。延長する場合は、状況にもよりますが、なるべくこの段階で延長有無を決めるのが理想です。

機材の片付けは、スタッフが行いますので、自分の手荷物をお忘れ無くまとめていただきます。ペン・飲み物・スマホ・充電器等々、忘れがちな小物にもご注意下さい

納品する音声について、ご説明事項があるときはエンジニアから簡潔に説明します。

ご退室。お疲れ様でした!
納品までのながれ
整音やミックス作業を経て、後日音源を納品いたします。納品方法は、ギガファイル便やGoogle driveなどのオンラインストレージサービスを使用します。フォーマットは、基本的にボイスサンプルや短時間のトークなどは96kHz/24bitのWAV(48kHz版の提供も可)。ラジオ番組やゲーム音声など長尺のものは、48kHz/24bitのWAVとなります。WAVのフォーマット指定やMP3等のロッシーエンコードは事前にご相談ください

音源に問題があった場合は、7日間以内にご連絡をお願いしています。「リテイク要望」は原則1回まで、2回目以降は別途料金が掛かります。ご相談ください。
なお、ファイルが再生出来ない、必要な部分が収録されていないなど納品物に瑕疵がある場合は、修正回数に制限はありません。