ヤマハのモニタースピーカー「HS3」のレビュー記事を執筆しました。
HSシリーズの新たなモデルが2023年11月に登場。最も小さいHS3をエンタメ用途も加えてレビュー。超近距離モニターとして、とても良質なサウンドでした。コスパいいです!
つぶやき一覧
低音域に特化した吸音パネル「SHIZUKA Stillness Panel LACOS」の体験レビュー
「Pro Tools Intro はじめます!講座」 テキスト版がついに公開!
昨年12月にオンラインでPro Tools Introという録音編集アプリをご紹介する講座の講師を勤めさせていただきました。
実は、講座の終盤に「本講座の内容をテキストでまとめてnote記事として公開します」と予告をしていました。
このたび、そのnote記事がリリースされました。
Pro Tools Introはじめます!講座 Produced by:HITOCOE note ver'
https://note.com/studio_0x/n/naacfd662438d
ここまで公開を遅らせたからには、読んでよかった役に立ったと感じていただけるよう、内容には妥協せず、クオリティの向上に努めました。
文字数にして約3万5千字、画面キャプチャーは70枚を超える大ボリュームになっています。
講座内では取り上げていない有益な機能も新たに紹介しています。
記事は、インストールの段階までは全て無料で読むことができます。
最新の情報も交えて編集しています。
あれから半年以上経ちましたが、Pro Tools Introの立ち位置や魅力は今も揺らいでいません。
改めて、Pro Toolsを学びたいという方にお読みいただけたら幸いです。
[12/4]Pro Tools Intro オンライン講座開催決定!
宅録するナレーターや声優の方に向けて、
無料のPro Tools Introを使うための超入門編オンライン講座を開催します!
無料のAudacityやSoundEngine、WavePadなどを使っている方も、
既存のDAWがどうにも肌に合わなくてプロが使っている業界標準に乗換えたい方も、
どうぞ奮ってご参加下さい!
ナレーターメディアHITOCOEさんのオンライン講座は、過去に何度も開催されており、
4人目の講師として名を連ねることができることはありがたく、光栄なことです。
オンライン講座なので、遠方にお住まいの方も受講できます。
日程が合わない方は、事前にチケットを購入すれば、アーカイブ動画が見られます。
(注意:開催後のアーカイブ動画購入は出来ません)
詳細は、HITOCOEの商品ページをご確認ください。
https://hitocoe.base.shop/items/68652532
宅録音声クオリティ向上術 《番外編》 ~クロックジェネレータ導入とケーブル替えたら音激変でぶったまげ!~
どうも。音響エンジニア、オーディオライターの橋爪徹です。
以前私がnoteで公開した「宅録音声クオリティ向上術」
おかげさまで、たくさんのナレーターや声優の方々にお読みいただき、公開から半年以上が経っても、ちょくちょく買っていただけるロングセラーとなりました。読んで下さった皆さん、拡散して下さる皆さん、いつも本当にありがとうございます。
今回は、宅録音声クオリティ向上術の番外編として、比較検証企画をやろうと思います。題名の通り、クロックジェネレータを使うというだけでも相当マニアックですが、さらに斜め上を行く「オーディオインターフェースとクロックジェネレータを繋ぐケーブルを交換してみる」という企画です。
『ちょっと何言ってるか分からない』
ですよね! 大丈夫です。基本的な解説もたっぷり盛り込みましたので、クロック自体を知らない方も安心して下さい。将来役立つかもしれない、耳寄りな情報をお伝えさせていただきます!
比較検証のためにプロの声優さんにお願いして、全8種類の音声(WAV生データー)を収録しましたので、そちらも合わせてお楽しみください!
続編ができました! クロックジェネレータを使う上で気を付けたいTIPSをまとめています。ぜひ合わせてお読み下さい。(2022/4/12追記)
企画の趣旨
宅録音声の音質をグレードアップする方法は、たくさんあります。機材のセッティングから始まって、部屋の環境作り、アクセサリーの活用、機材のグレードを上げる、などなど。
オーディオインターフェースを買い換えるというのも一つの方法です。オーディオインターフェースには、マイクの信号を増幅するマイクプリアンプが備わっていますし、アナログ信号をデジタル信号に変換するAD回路もあります(主に録音目的)。デジタルに変換された音声は、パソコンにUSBなどで伝送され、パソコン内部のHDDやSSDに記録されます。また、パソコンから送られてくるデジタル信号をアナログ信号に変換するDA回路もあります(主に再生目的)。また、AD/DA回路周りのアナログ回路。これらすべての動作を支える電源部も見逃せないポイントです。それぞれが音質を左右する重要な要素であり、製品のグレードが上がれば音質にも影響してきます。音質向上のために、オーディオインターフェースを買い換えるのは理にかなっていると言えるでしょう。中には、サウンドキャラクター(音色など)を変えたくて買い替えるという人もいます。
一方、外部からのクロックを入力できるオーディオインターフェースは、クロックジェネレータを追加することでさらなる音質の向上を図ることも出来ます。本企画の趣旨は、クロックジェネレータを導入した上で、オーディオインターフェースと繋ぐデジタルケーブルを交換したら音質は変化するのか?ということ。クロック信号には、いわゆるオーディオ信号(音声信号)そのものは含まれていません。にもかかわらず、本当に音が変わるのか。本記事は、そのマニアックな問いに文章と音で答えるべく、筆を進めていきたいと思います。
この続きは、noteでお読み下さい!
https://note.com/studio_0x/n/n068adbe2196e
【おかわり】宅録音声クオリティ向上術 ~ナレーター/声優の方へ~
noteで公開した「宅録音声クオリティ向上術」は、自分でも驚くほど大勢の方に読んでいただけました。発売は5月頭とだいぶ前になりますが、未だに買って下さる方もいて、本当にありがたく思っています。Twitterなどで広めていただいた方もありがとうございました。
前記事は、宅録音声をオンライン上で送っていただいたものを私が聞いて、その所感をまとめました。気になる傾向と対策、そして私なりの実践例をまとめた記事と言うことで、大ボリュームになっています。
具体的な実践例は有料パート(以下、後半パートと呼称)に掲載していますので、未読の方はぜひご覧になってみて下さい。難解な内容もありますが、「確かに難しいけど、言いたいことは何となく分かる」ような文章になっていると評判です。そこはプロのライターとしてこだわりました。
前回の記事をお読みになった方がいろいろ実践されている写真を上げてくれています。私の記事が影響したのかは分りませんが、具体的にアクションをされている様子はこちらも励まされます。例えば、PCとマイクを離してマシンノイズ(主に排熱ファンの音)を軽減する対策。前回の後半パートに具体例を書きましたが、記事にはないやり方を試している方もいて感激しました。
宅録音声を聞かせていただくと、他はほぼ問題ないのにマシンノイズだけが気になる状況という方もいます。宅録erにとって共通の課題になっていることを痛感します。今後は、単体マイクプリとヘッドフォンアンプを使って、PCだけでなくオーディオインターフェースも録音ブースから離す方法を記事化できればと思っています。これは機材の配置において、USBケーブルの限界長さを考慮しなくてよいので大きなメリットがあります。(オーディオ信号を扱う場合、USBケーブルは2m以内が推奨されます)
以前、Twitterで気まぐれに開催していた「宅録音声聞いてコメント」企画。これはいつでもご依頼いただけるように「つなぐ」でサービス化しました。
🎙宅録音源を聞いてコメントします
https://tsunagu.cloud/products/860
↑ プロ/プロ志望の方向け
【お気軽版】宅録音源を聞いてコメントします🎤
https://tsunagu.cloud/products/915
↑ お気軽版 趣味の方、始めたばかりのプロの方向け
ここからは寄せられた質問に答えていきます。質問の一部から選り抜きとなります。参考になるトピックがあれば幸いです。
この続きは noteで お読み下さい!
https://note.com/studio_0x/n/n8b2d88367e77
宅録音声クオリティ向上術 ~ナレーター/声優の方へ~
きっかけは、YouTubeで流れるCMの音でした。
『録音が酷すぎる! 音が酷すぎる! なんで?! どうして!?』
仕事で音声の録音をしている私は、衝撃と戸惑いの連続でした。リビングで録っているような反響過剰の録音、そもそもマイクに声がちゃんと乗っていない録音、マイクに近すぎる録音等々、聞くに堪えない音のCMが目立ちます。
演者の皆さんにとっては、「そもそもナレーションや台詞が下手」という表現そのものが気になった方も少なくないと思います。
先日、Twitterのフォロワーさんから宅録音声を送ってもらい、私が無料でコメントするという企画(※1)をTwitterで行いました。音声を聞いてみると、宅録erの皆さんが困っていること、躓きがちなこと、工夫次第で音質を変えられそうな余地、……いろんな特徴が見えてきました。本記事は、その宅録音声にみられた傾向と主な対策、「私ならこうする」という具体的なノウハウについてまとめました。私が具体的にどうしているのか知りたい方は、そちらも読んでみてください。(※1 2021年2月~3月に掛けて実施)
この続きはnoteでお読み下さい!
https://note.com/studio_0x/n/nacb8bf6f0017
宅録に向いているパソコンとは?
宅録する人が本当に増えましたね。私もclubhouseをきっかけに宅録のナレーターさんに数多く出会うことが出来ました。声優さんは、私が声優を目指していた2000年代から既にネット声優という言葉があり、ボイスコーポレーターという呼称もあって、存在は確立していました。
宅録をやる方の間で、マイクやオーディオインターフェースは話題になりますが、パソコンはそれほど話題になっていません。宅録に適したパソコンってどうなのでしょうか。
映像編集や3Dゲームをやるには、これ! みたいな広告はよく見ますよね。写真編集(RAW現像)などもお勧めパソコンがプッシュされていることもあります。対して、宅録に優しいパソコンは、強く推しているメーカーさんは見かけません。DTM向けのPCを選べばいいの? オーバースペックじゃない?
その辺り、PCにそんなに詳しくない私が15年の経験や浅い知識を元に、「普段使いもする宅録PC、こんな条件ならよいのでは?」というメモをまとめました。
続きは、noteにて公開中です。
宅録ブームに思うこと
昨今の情勢もあって、宅録がブームです。
いや、ブームというのは不適切でしょうか。やむを得なく宅録を始めている方も多いと感じています。
私のTwitterのタイムラインを見ていても、自宅に防音ブースを自作したとか、吸音対策を試みたとか、遮音はどうしているとか、2019年までは滅多に見ることのなかった投稿が相次いでいます。
YouTubeのCMなど、個人が収録してクライアントに直接納品する案件が増えてきたのも要因になっているでしょう。
広告の中には、とてもスタジオで収録したとは思えない劣悪な音声(失礼)が散見されます。
ただ、CM制作会社も掛けられる予算に限度がありますし、YouTubeのCMくらいなら……とクオリティの下限値を見直しているのかもしれません。
ホームスタジオを作った身としては、専用室がある強みを活かすのはもちろん、
音質に妥協しない探究心や、知識と経験に基づくエンジニアリング、演者が収録しやすい環境やコミュニケーションなど、磨いていかなければいけないスキルがたくさんあります。
気持ちよく選んでいただけるスタジオを目指して。今日も鍛錬していきます。